うちの会社で、よくDA表ってのを使うんです。これがまた微妙だな~といった話です。
DA表を使って提案される方も使う方も、注意が必要ですね。
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DA表って?
私もちょっとしたジョブホッパーってやつで、(年収は全然上がってませんが)6社ほど経験してます。コンサル会社にも居たことがありまして、この手のフレームワークとかはある程度知ってる(使えるとは言ってませんよw)方だと思ったのですが、、DA表というのは、今の会社に入って初めて知りました。
皆さん知ってました?ググってもあんまり出てこないので、マイナーだとは思うんですがね。
簡単に説明させてもらうと
DA (Decision Analysis) → 決定分析
というやつで、複数の案の中から決定するための表のことなんです。DA表ってのは。
KT法というものの一つのツールです。
例
流れ的には、下記のような感じです。
- 評価項目をいくつか決める。
- 評価していく ※項目ごとに重みづけする
- 合計点が高いやつを採用!
って感じで進めて、↓のような表を作って
信頼性 | コスト | 期間 | 合計 | |
案1 | ◎ | △ | 〇 | 〇 |
案2 | △ | 〇 | 〇 | △ |
案1を採用!みたいな
使っている現場で感じること
ちなみに、社内の提案資料でこの表が無いと「比較ができない!」云々と、言われたり言われなかったり。
そして作ったものは、一見ロジカルに見えるんですけど、基本は 通すための提案 なのでかなり私情の入った感じで仕上がり、、、危険だな~と。
理由1 評価項目を作成者が自由に決める
まーしょうがないんですが、都合の悪い評価項目は抜いたりとか、ちょっとマイナスな項目も入れておいてそれっぽく見せたり、、自由自在。
理由2 評価(ポイント付け)もある意味自由
定量的ファクトベースで表せる評価項目ならまだまし、、なんですが、他の単位が違う項目を最後に合計しないといけないんですよ。
そのために何をするかというと、上記の例のように、〇×で表したりするわけです。ここで私情が入ります。
気温が
20℃未満 だったら×
20℃~25℃未満 だったら△
25℃ だったら〇
とか、まぁ都合の良い所でまるっとまとめちゃいますよね。
理由3 提案者の気持ちがない
こうしたいんだ!というのが感じにくいいんですよね。(横で聞いてて。。。)
「DA表作ったら、案1になったのでそれを採用したいと思います」
正直、まだ多数決の方が聞いてて気分がいいわ。。。と、他責ツールな印象受けちゃうんですよね。
まとめ
- 過度なフレームワーク信仰はダメよ
- 評価項目ごとに、スライド1枚用意するなりして、評価の妥当性を見せないとダメよね
- 審議する側も適当に聞き流してると、騙されちゃいますぜ。提案の時間だけで理解してツッコむってのも無理があるか。。。
- 素直に悪い所も出せる風土が必要かな~ フレームワーク使ってそれっぽく隠しちゃうよ
将来なんてわからないから、イケてそうなので試させてくだせぇ~ってことでww
DA表なんて作っててもたぶん意味ないから、、、、という日々感じてる事を書いたポエムでした。
おすすめ本
フレームワークは数多ありますが、こちらの本はケースごとに効果的なフレームワークが図解されていてわかりやすいですよ。